ダウンジャケットの世界
寒い日が多くなってきましたね。
North京都の今季は大雪が多くなるとききますが、準備されてますか?
今日はダウンの話です。
ダウンの中身には水鳥の羽毛が使用されています。「ガチョウ」と「アヒル」から取られたグースダウンとダックダウンが最も一般的です。水鳥の羽毛には「ダウン」と「フェザー」の2種類があり、ダウンは保温性が高い綿毛、フェザーは羽根の形状をしている羽毛です。
一般に市販されているダウンジャケットには、ダウンとフェザーの両方が使用されます。ダウンには保温性、フェザーには弾力性があり、それぞれの長所を活かすために一定の比率で混入されているわけです。比率はダウン70~80%、フェザー20%~30%程度であることが多いでしょう。
ダウンの保温力は「フィルパワー」という単位で表されています。正確には反発・復元力を表すフィルパワーは、圧力に対して反発する際に空気を含むことで保温性を産みます。フィルパワーが強いダウンであれば高品質で保温性に優れたダウンといえます。
ダウンのフィルパワーは600~800前後が一般的です。800以上のフィルパワーを持つダウンは雪山の登山にも使える高品質であり、タウンユースにはオーバースペックかもしれません。日本では、一部の厳冬地以外なら600~700程度のフィルパワーで十分でしょう。
ダウンの最大の魅力は保温性です。一般に流通しているアウター類の中で、ダウン以上の保温性を備えた素材はありません。
動きやすさもダウンの魅力です。薄手のダウンやインナーダウンであれば着用中のストレスはないでしょう。
真冬のアウターはボリューミーなものが多く、重量があると体に負担がかかります。素材自体が軽量であるダウンは、日々の着用に向いているアウターです。
真冬のアウター選びは悩ましいですが、ダウンジャケットは一着持っておきたいアウターです。最近のダウンは着こなしによってカジュアルにもフォーマルにも見せることができます。雪が降る夜や、霜が降りる朝にダウンは重宝します。今年の冬は、お気に入りのダウンで越冬してみてはいかがでしょうか?
最近はウールリッチ、ピレネックス、ケープハイツなんかをよく見かけるようになりましたね。
モンクレール 、カナダガース、タトラスに続いて、重厚なダウンの世界は興味深いですね。
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