1:1.62と1:1.41
なんの数字でしょう?
デザインの世界に身を置く方なら大抵ご存知かと思います。
そうです。黄金比と白金比ですね。
昔、よく思っていた事なんですが、ヘアデザインにおいて、
似合う似合わない。はどうやって決まるのか、
しっくりくるのとしっくりこないのは何によって決まるのか。なんて考え追及したことがあります。
結論からゆうと、人間の感覚の世界において、人間のヘソから上と下の長さの比率が最も落ち着き、納得のいくバランスである事です。
ご存知かもしれませんが、ピラミッドや、パルテノン神殿🏛など、しいては、ミロのビーナスなどもこの比率で構築されております。
それが、1対1.62の黄金比
不思議ですよね。ヘアスタイルもそのようです。この比率でデザインを引き作ったヘアスタイルは、人間、特に欧州の方によく似合う。
ロンドンで学んだ時は、これは素晴らしいアイデアだと思い。日本に帰国後、私は得意げにモデルさんにやってみました。
しかし。。。
何故か、しっくりこない。。。
完璧なバランスのはずなのですが。
時差ぼけのせいかな?
体幹がおかしくなったかな?などと考え、また、デザインに悩む時期が訪れました。
話は長くなるのですが、
シンプルに言うと、アジアの骨格はどうもヨーロッパの骨格に対して平面的で、
黄金比が当てはまらないようなのです。
愕然としました。
最高の基準であるのに、日本では使えない。
こんな絶望的な事はないですよね。
しかし諦めは悪い私です。
調倒し。実践し、たどり着いた比率。
こっちなんですよね。日本人。
1対1.41
少し短いバランスですが、これを基に、ヘアデザインのバランスを作るとしっくりくるんです。
本当ですよ。
簡単に言うと、A4の比率。
名刺は黄金比ですが、
A4は白金比。あまり馴染みのない言葉ですが、
建築も、造形も、日本人において、目を惹き素晴らしいと本能が思う比率なんです。
骨格とゆうのは、それぞれ生まれ持った一人ひとり違うデザイン。
それを理解したうえで、受け入れて、最大限に個性を活かす。
デザインやアートの世界で生きる我々が絶対に自信を持って提供できるヘアスタイルは、こういった、基本的、かつ数学的なバランス感覚を大切にするかどうかだと思うんです。
チョット話が難しくなりましたね。
皆さんはこんな事考えなくて良いですよ。
ただ本能的に似合うか似合わないか。
好きか嫌いか。
私達はそこに魂込めています。とゆうたまには押し付けがましいこだわりの話でした。笑笑
たまには良いでしょ?
許してくださいね。
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